- HOME
- インフルエンザ
インフルエンザとは
例年12月下旬から3月頃にかけて、インフルエンザが流行します。早めの受診によって症状を和らげることができる場合があります。特に小児では急性脳症、高齢の方では肺炎など重い病気につながることもあるため、予防が重要です。
また感染すると、学校や職場を長期間休む必要が生じることもあります。インフルエンザに「かからない」こと、かかっても「広げない」ことが大切です。日頃から予防に取り組み、冬を元気に過ごしましょう。

令和7年度 インフルエンザワクチンについて
今年から従来の注射に加え、経鼻ワクチンの投与も可能となっています。
注射ワクチン | 経鼻ワクチン (フルミスト) |
|
---|---|---|
分類 | 不活化ワクチン | 生ワクチン |
対象年齢 | 6カ月から | 2歳から19歳未満 |
接種回数 | 13歳未満:2回 13歳以上:1回 |
1回(左右の鼻に点鼻) |
●皮下注射ワクチン(不活化ワクチン)(小児助成あり)
6か月~3歳未満 1回2,750円(税込)
3歳以上 1回3,850円(税込)
13歳未満は2~4週あけて2回接種、13歳以上は1回接種。
●経鼻ワクチン(生ワクチン)(小児助成あり)
新しいタイプのワクチンで鼻腔から噴霧(スプレー)するタイプの生ワクチンとなります。対象者は2歳以上19歳未満の方となります。
1回8,500円(税込)
「フルミストに関してはこちらから」を参照に、接種できない方、要注意の方の条件にあてはまらない方が接種できます。
フルミストに関してはこちらから
接種の際の持ち物
接種時には必ず、
- 保険証
- 診察券(お持ちの方)
- 足立区から送られてきた接種券(お持ちの方)
をお持ちください。
18歳以下の方は母子手帳、医療証をお持ちください。
接種の助成金について
●高齢者の方のインフルエンザワクチン接種について
足立区の高齢者インフルエンザワクチン予防接種予診票をお持ちの方は自己負担はありません。接種券を必ずお持ちください。
接種期間は 令和7年10月1日から令和8年1月31日までです。
●お子さまのインフルエンザワクチン接種について
小児のインフルエンザワクチン接種については、足立区にお住まいの方(住民票登録のある方)は足立区から助成金(注射ワクチン1回ごとに3,000円、経鼻ワクチン1回6,000円の助成、高校3年生相当まで)がでます。接種券を必ずお持ちください。
中学生以下の方の接種には保護者の方の同伴が必要となります。
接種期間は 令和7年10月1日から令和8年1月31日までです。
フルミスト点鼻液(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)とは
フルミストとは注射製剤ではなく、鼻に弱毒化した生のウイルスを噴霧するタイプのワクチンです。対象者は2歳以上19歳未満の方となります。接種後は30分程度、院内で待機をお願いしておりますのであらかじめご認識ください。

フルミストの長所
- 鼻に噴霧するため、人によって感じ方の違いはありますが、痛みはほぼない。
- 効果の持続期間が約1年間程度継続する。
- 1回接種で済む。
- 鼻粘膜にも免疫を誘導するため、ワクチン株と異なる株にも予防効果が期待できる。
フルミストの短所
- 副作用として鼻炎症状(50-60%)、咳(20-30%)、発熱(5%)インフルエンザ様症状(1-2%)などの症状が報告されている。
- 生ワクチン(弱毒化した生きたウイルスのワクチン)のため、ワクチンの影響でインフルエンザにかかる可能性が否定できない。
- 接種後1週間程度、鼻咽頭部からインフルエンザ菌が検出される。
- 他のワクチン同様、極めてまれにアナフィラキシー症状がでることがある。
接種日当日に鼻水や鼻づまりが強い方は、フルミストの効果が低下する可能性があるため、この場合は従来のインフルエンザワクチンの接種をおすすめいたします。
また接種後にくしゃみなどをした場合、やり直しの接種はできません。
フルミストを接種できない方、要注意の方
- 発熱(37.5度以上)がある方
- 気管支喘息の症状が不安定な方(1年以内に喘息症状があった方)
- 強い鼻汁・鼻閉がある方
- アスピリン内服中の方
- 過去に免疫不全の診断がされている方、免疫不全の治療をしている方
- 免疫不全の方と同居している方
- 卵や鳥由来の食品・他のワクチン成分(ゼラチン、ゲンタマイシン、アルギニン)に対して重度のアレルギーやアナフィラキシーがある方
- 妊娠・授乳している方
- 心疾患、肺疾患、肝疾患、腎疾患、糖尿病などの慢性疾患をお持ちの方